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これは青インクと黒インクの中間の色ではない。
ブルーブラック・インクで書いた文字は、書きたての頃は青色をしているが、時間が経つにつれて、だんだん黒に近い色に変化していく。
つまり、時間とともに青から黒に変化するのでブルーブラック・インクという。
このインクの製法は次のようなもの。
タンニン酸水溶液に硫酸第一鉄をくわえると、タンニン酸第二鉄の黒い沈殿が出来る。
これに、その反応を抑える硫酸酸を加えて青い色素で色をつける。
青い色素の色だが、水分が蒸発するにつれて反応が進み、黒いタンニン酸第二鉄の色が現れてくる。
このため、インクの色が青から黒へと変わる。
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