青年サフィア

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ミナーリンに住む青年『サフィア=ジークリフト』は、昔から不思議なチカラを持っていた。 役にたつ時もあるが、たいていは気味悪がられた。 今日もサフィアは海を眺めている。 太陽の光を反射し、キラキラ光る水面を見るのが、彼の趣味だ。 月一で豪華客船がミナーリンで客を乗せる。 普段は王都からだけなのだが、一ヶ月に一回だけ、ここに止まってくれる。 最も、ばく大な金が必要だが。
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