青年サフィア

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彼は今月、その豪華客船に忍び込むつもりだった。 「完璧だ……」 インターネットで情報を集め、自分の不思議なチカラで警備を掻い潜る。 ここ二、三ヶ月はそれだけ考えてきた。 親は両方とも王都に出稼ぎで居ない。 これはある意味最高の環境だ。 彼は犯罪のために忍び込むのではない。 彼の持つチカラが知らせているのだ。 [コンゲツノゴウカキャクセンニノリコメ。セカイノタメニ]
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