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遺言
その次の日だった、僕は親に許可をもらい、彼女の部屋に入ることにした、そこは包帯と散らばった色鉛筆だらけの部屋、生活感というのがとても伺えない感じだった…
そんな中、彼女の机の上に封筒みたいなのを発見する、封筒には、遺言書と書いており、とても目立っていた、死ぬ前に何を書いているのだろうか?
恐る恐る明けて、遺書の内容をみてみる
(ごめんね、H(名前は伏せておく)……私はもうこの世界はいられないみたい……でもHといられた時間は幸せだったよ…こんな私でも好きでいてくれてありがとう…私もHのこと大好きだよ……ごめんね、バイバイ……H……)
最初に目に付いたこの文書
この文書を見た途端涙が出てきた…心にじんわりくるような、悲しみ…言葉に出来なかった
その遺書を涙ながら最後まで読んでみた……
(私が死んだら、私の死体は焼いてほしくない、埋めてほしくもない、そのままにしてほしい、それと、私の死体は、Hがもらって…)
……………?
死体を…もらって欲しい?
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