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真実を告白
海斗:今から言うことは全て本当の話です。何を言っても信じて下さい。
幸恵は戸惑ったがうなづいた。なぜなら幸恵はこの青年が他人に思えないからである
海斗:実は僕…この時代の人間じゃないんです…
幸恵は驚いたがなぜか知ってたかのような気がした。
海斗はまた黙り込むと泣きはじめた。
海斗:お母さん…お母さん…
幸恵:まさか…海斗なの?
海斗小さくうなづくと幸恵に抱きついてさらに泣き崩れた。
海斗:あなたは僕が17歳の時に死ぬんです…僕のせいてあなたは死ぬんです!!ごめんなさい…ごめんなさい…
幸恵は首を横に振って微笑んだ。
幸恵:ううん、あなたは何も悪くないのよ。謝る必要はないのよ。お母さんこそあなたを悲しませてごめんなさいね。
海斗は今再び母に会えた喜びと、過労死に追いやった自分の情けなさで泣きやむことができなかった。
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