転校生

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毎日平凡な高校生活を退屈過ごすことに飽きてきた雪都。「雪都!浮かない顔してるな。どうしたんだ。」このにこやかな少年は滝貢矢。雪都の少ない友人の一人。「うっさいなぁ。なんで朝からそんなテンション高いんだよ。」「聞きたいか?ならば教えてやろう。俺にも彼女が出来たんだ!」「へー。」「興味薄いなー。」「朝会始まるぜ。早くいくぞ。」「はーい。」雪都はモテナイわけではない。告白をことごとく断っているだけなのだ。だがそのことを知っている雪都自身だけで、貢矢は雪都が全くモテナイと思っている。
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