「ヒトミ トジル」

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「ヒトミ トジル」

わたしたち 子供から 大人へ すばらしくも 強引に カラダは 変貌をとげます けれど 変わらないもの そう その眼差しは変わらない 人と向き合うときは いつも 瞳の奥のうごめく魂の光と おはなしします 右目は あなたのカタチを見るために 左目は あなたのヒカリをよむために 時に 狂ったこの世界の 何を 感じて 何を見て 生きていけばよいのかと 涙する夜は ゆっくりと その瞳を閉じてみる 絶望と永遠の予感を感じつつ 両目の記憶を混ぜる 眠りにつくと ようやくに また あの 生まれた瞬間の ゼンタイの わたしのトキが  始まるんだ
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