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“おまえらなんか
だいっきらいだ。
みんな、みんな
死んじゃえばいいんだ。
こんな世界なんか、いらない”
少年はそう叫んで
男をにらみました。
まるで
この世界に存在するものすべてが
憎いというように。
男は
だまって
少年の銀色の瞳を
見つめつづけていました。
そして
“きみとぼくは、似ているね。
ぼくも、こんな世界、
きらいだよ。”
そう言って
男は
ほほえんだのでした。
やさしく
やさしく
ほほえんだのでした。
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