第一章 『牢獄』

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母親に うらぎられた時も 村人たちによって 閉じこめられた時も どんなに 痛いおもいをした時も 少年は ずっと ずっと ずっと 泣きませんでした。 なのに 気づけば 少年の目からは 大粒のなみだが こぼれおちていました。
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