第一章 『牢獄』

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『なんておそろしい眼をしているんだ』 『あの男にそっくりだ』 『忌ま忌ましい』 忌み嫌われていた この眼と髪を はじめて 少年は ほめられたのでした。 キレイだと 言われたのでした。 少年は泣きつづけました。 いままでの 悲しみすべてを はきだすかのように。 それでも こぼれてくる水は つめたいものでは なかったのでした。
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