“萌”て何さッ[全2話]

2/5
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
『萌えぇ💕』という言葉。   (ある物を対象・キッカケに)感情が内側から、ふわりと(だが熱く)開く現象。 一種の覚醒状態を指すこともある。   これは現代語(イマドキ語)ではない。 古典の作品集を見ていただきたい。 『萌え』とは、草木の芽吹をあらわす。 昔から俳句や和歌で、春の“季語”として愛されてきた言葉。 ここに、自分の内側から突き動かされるような『燃え(たぎる)』を合わせる。 これもまた、“掛け言葉”や“韻踏み”として古くから日本人が愛してきた、言葉のお洒落というやつだ。 “韻踏み”と聞いたら、チェケラッチョなココア色の美肌を想像する人も居るだろう。 それは間違いではない。同じ事だ。 ん?ラッパーもオタクも同じ? (↑このネタは後日) 古くからの日本人のセンスによって生まれた言葉が『萌えぇ💕』なのだから、先生方も甘く見てはいけない。   「そんな事いわれても、よくわかんない」 そんな方は、 「思わずドキっとする」 「無条件にぞくぞくくる」 等の言葉に置き換えを。 あまりに氾濫して、難しいセンスのように思われがちだが、結局はそんな意味だったりする。   ※あくまで、全てキムキン辞典から。 (3.25/23:09)
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!