3人が本棚に入れています
本棚に追加
高校に入りたてのころは、自分と趣味等が会う人と友達になったり、クラスのみんなともわりと馴染んでいた。
そんなさりげない日常の中に、不幸は訪れた。
私はいつものように休み時間、クラスの男子とじゃれあっていた。
これはいつも変わらない風景だった。
しかし、私はじゃれあっていた友達をひとり突き飛ばしたとき、悲劇は起こった。
その友達は窓硝子に突っ込み、血だらけの、変わり果てた姿になっていた。
女子は悲鳴を上げ、男子はざわめき、廊下にはたくさんの野次馬が来ていた。
私自身、何が起こったのか状況を理解するのにかなりの時間がかかった。
そんな中先生が入ってきて、クラスのみんなを待避させ、救急車を呼び、私達複数の男子に事情聴取を始めた。
私はありのままを先生に話した。
先生は、その友達が回復し次第、またみんなで話し合おうと言っていた。
…………
どれ位時間がたっただろうか?
静まりかえった教室で、私達はその友達の安否を気にしていた。
そんな中、先生が職員室から戻って来た。
最初のコメントを投稿しよう!