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なんと、一年と一週間前だったのだ。
つまり、周が一年生の頃なのだ。
その頃の風景だと思うとなんとなくツジツマが合った。
「確か、この時期は…工事があったっけ?んで、今いるのは工事前…。だから違和感があったんだな。」
自分で納得した周は辺りを見回した。どことなく懐かしい気分になった。
しかし、楽しみを打ち消すかの様に現実が襲ってきた。
「どうやって戻るんだ!?」
ベンチのほうに目を移すとそこにはもうベンチは無かった。
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