赤い羽根を追って

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外には真っ赤な夕日が顔を出そうとしていた。 校舎のせいでなかなか姿を現さなかったのだ。 「……キレイだな。」 「周!見とれてる場合じゃないよ!」 ハッと我に返る周。 天使像は少しずつ赤く染まっていった。そして背中の翼まで染まった。 「あっ!周、あれ!!」 大きな翼に白い字で 『選ばれし者、次はベーコンの門で影おくりをせよ』 と浮かびあがっていた。 すかさず周はメモを録った。
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