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「それにしてもよ…。」
夕日もとてもキレイだが天使像の秀麗な姿に目を奪われた。
口うるさい水面ですら感動の余りに声が出ないようだ。
この場所は悪すぎる。こんなにもキレイな物を30分程度しか見ている事ができないのだから。
しかも、こんな放課後の体育館の中限定で…。
「あっこの山、潰したい!」
夕日がもう山のほうへ沈もうとしている。
たまらなく水面はもらした。
密かに周も同感だった。
だが、そんな思いも虚しく夕日は山の向こうへ吸い込まれていった。
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