影おくり

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「あ、あの…。ありがとう。」 「お前、危なかったな。怪我ねーよな?よかった…。」 工藤に気づかれまいと足早に図書室から出ていった。 「お、おい、周ちゃ……」 工藤の声は途中で途切れた。 猛スピードで校長室に向かった。 校長室の前には水面が待っていた。 「あ!周ー!!やっときたぁ…。ちょっち心配したよぉ…。」 「ごめん。影おくりについて調べてたんだ。」 「わかったの!?」 「うん。ちゃんとメモもして……あ、あれ?」
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