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放課後、いつも通りに下校しようと下駄箱へ向かっていた。
階段を下りてすぐ曲がれば下駄箱はある。
今日は委員会で帰りが遅くなった。急いで向かう。が、曲がろうとした時である。告白をしてきた人物、工藤 叶太(クドウ カナタ)とぶつかったのだった。
「いってーな…誰?」
「あ…。周ちゃん。いいところに。」
「あ!?叶太!?何でここにいるんだ?」
「周ちゃんを待ってたんだ♪」
「ハッ?」
オレは思わず態度の悪い返事をしてしまったが、工藤は気にしてないようだった。
いつの間にやら真剣な表情に変わっていた。
少しの沈黙にも耐えられずオレは口を開いた。
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