影おくり

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「周ちゃん…。元気なかったな。」 何を思ったのか工藤は本を探し、手に取り、 「何か面白いのないかな…。」 ページをどんどん捲っていく。 「あ、これいいんじゃないかな。よし、これにしよう。」 その頃、周達は体育館裏にいた。 「叶太…。」 「びっくりしたよぉ。周が乱暴な事するなんて。」 「仕方ないだろ。オレだって嫌だった。」 相当心が痛いのであろう。体が震えている。 「もうしない。するもんか!」 「周…。」
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