影おくり

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「私の名前を気安く呼ばないで。 アハハハ!いい格好じゃない! 私も手伝ってあげよっか?」 友子も男子に混ざって水面を蹴り始めた。 「うっとうしいのよ、アンタ! いい気になってんじゃないわよ! 私が可哀想だから相手してあげただけ。 ありがたく思いなさいよ!」 鬼のような顔だった。 「ちょっと、アンタ達!!」 空気を変えたのは周から発せられた一言であった。
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