影おくり

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「や、やめろよ!集団で一人をボコボコにするなんて卑怯だ!! 南さんに何の恨みがあるっていうんだよ? ウサ晴らしなんだろ!? そんなの汚いじゃねぇの?あン!?」 思わずこう言っていた。 迫力はある。なんせ、デカイ声、男言葉、そのうえ凄い目付きだ。 周の男言葉はこの日から始まったのかもしれない。 「お前誰だっけ?関係ないんじゃないの?」 「こいつもボコボコにしてやろうぜ!!」 「おらぁー!!」 周の顔に拳が飛んできた。
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