影おくり

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周は当たる前に避け、殴りかかってきた男子の鼻を容赦なく殴った。 その光景にイジメグループは信じられないと言わんばかりの顔をしていた。 殴られた男子は気を失っているのか、痛みのあまり顔を上げられないのか、ずっと蹲っている。 「なに黙ってんの?かかって来ねーの? ビビってんの?お前等が一番強い訳じゃねぇんだ! 何その面。オレのほうが強いんじゃない?少なくともオレは卑怯じゃねぇ!! 来るなら来い!コイツみたいにしてやる!」 「舐めンじゃねぇ!!」 周の挑発に乗った男子の一人が殴りかかってきた。
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