影おくり

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だが、結果は同じだった。 拳を避け、今度は腹を蹴った。 「うぐッ!!」 「オレを普通の女と思うなよ!」 友子は既に逃げ出していた。 残った男子2人は怖気づいたみたいだ。 工藤は腰を抜かしていた。 が、もう一人は、 「覚えてろよ!!」 と逃げるように見せかけて殴りかかってきた。 「ッ!?」 相手の腕を掴んで投げ流した。 工藤は何もしてこないようだ。 周は水面のほうへ歩み寄った。
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