影おくり

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肌寒い風がビューと吹いた。 震えていた体は自然と落ち着いていた。 ずっと沈黙が続いていた。 そこに学校のチャイムが鳴り響いた。 その後、水面の口によって沈黙は破られた。 「周、ボク、教室に行くね。んじゃ、また後でね。」 「うん。」 それ以上の会話はなかった。 「ここにいたって意味ないか…。」 と校長室に戻ろうとした。その時、 「おーい!周ちゃーん!」 と呼び止める声がした。工藤だ。 「……?」
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