影おくり

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「おかしなヤツだな。 まぁいいさ、今からお前達を正門に送ってやる。 ……残りも頑張れよ。」 「え!?もうお別れなのぉ!?」 問答無用といった感じで木の葉が舞った。 「ありがとうございました。」 周は心からお礼をした。 水面は微笑んだ。 「またにぃ~♪」 「じゃあな。」 キタキツネの最後の言葉が聞こえてから、目の前が真っ黒になった。 気が付くと正門の中央に立っていた。
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