影おくり

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「楽しかったねぇ♪」 「コトセンの所に行こう。」 「ほぇ?」 「キタキツネの言ってたこと聞かないと。」 「おやおや、コスのやつ、私の事言ってたのかい?」 いつの間にかコトセンが後ろに立っていた。 「はい。コトセン、あなたはキタキツネなんですね?」 「フフフ、そうよ。私はキタキツネのコト。 コトの葉をもらったわよね? アレは私の力で作ったものなの。 その力で私はコトの葉を使って人間になってるの。 この土地の守り神として。 お願い、このことは秘密にしてて。」
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