影おくり

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「やっぱりね。叶太だと思ってたんだよね~。」 「嘘つくなよな。」 「あはは、バレちった?」 「当たり前だっての!」 コトセンは三人をただ見つめていた。 「さぁ、今日は三人とも帰りなさいよ。 まだ明るいけど下校時間はとっくに過ぎてるんだから。」 「はぁい」 三人は並んで正門を出た。 まるで何事もなかったように。 周が七不思議に巻き込まれて二日目が終わろうとしていた。
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