イチョウともみじとリズムに乗って

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「俺がピアノを弾くのはわかったけどさ、何を弾けばいいの? それにしても…このピアノ…いいフォルムだ。音も…綺麗だ。」 工藤はピアノの音を確認している。 周達には普通のグランドピアノだが、工藤にとってはかなりいい物なのだろう。 さっきから一人でボソボソとピアノについて言っている。 「ん?何だコレ?」 工藤が何か発見したようだ。 ピアノの中央を指差している。 よく見ると…窪みがあるのだ。 ちょうど、コトの葉が変化した音符の形の……。
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