イチョウともみじとリズムに乗って

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「なぁ叶太、あれ弾けるか?」 楽譜が出来上がったというのに叶太は首を傾げる。 「音程…、リズムがわかんないから無理だよ。」 外はまだザワザワしている。 偶然か必然か、周は聴き覚えのあるメロディに聴こえた。 「ん……?」 「おーい、周~どったの?」 「シー。ちょっとこのザワついてんのに耳澄ましてみろよ。」 …ザワザワ……。 やっぱりそうだ。 これは…。
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