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ここは大陸の東の外れ
差して大きくもなく、小さくもない町というには小さい村
すぐ隣には少し大きめな町がある
村の一角に薬師の住む家がある。そこには3人の家族が住んでいて、仲が良く腕の良い薬師だった
毎日薬を作り、なくなりかけたら近くの森へと薬草を取りに行く
無いときは隣町まで買い出しに
薬を作るのは夫の仕事、薬草の仕入れは妻の仕事、2人の子供の仕事は母のお手伝い
その日もいつもと同じ
父「すまない、一つ薬草が切れてるんだが」
母「まぁ、じゃあ取って来なきゃね。何が無いの?」
父「それが・・・」
夫の見せた薬いれは隣町まで行かなくてはならない物だった
母「あらあら、ではすぐ行かなくては。貴方、あの子も連れていきますね」
そこへちょうど良く元気な女の子が外から帰ってきた
?「ただいま~!」
淡い栗色の赤い瞳をした小さな女の子が
母「おかえりなさい、アル隣町まで買い出しに行きますよ」
アル「ホント?やったぁ!」
両腕を上げてアルと呼ばれた女の子は喜んだ
アル「この前は~、雨だったから今度はお店いっぱい出てるかなぁ~」
どうかしらね、と母が笑いながら支度をする
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