出逢い

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結局行く事になってしまった。 「あの、奈々ですけどぉ……」 タジタジ挨拶をする奈々ちゃん。 「こんにちはー!!」 男が一人挨拶をする 「あ、こんにちは…。 あのー…、どの人ですか?」 奈々ちゃんは聡志さんはどの人か尋ねるが、ウチは勝手に、初めに挨拶してきたこの人だと思いこんでいた。 多分奈々ちゃんも同じ事を思ってたと思う。 てか普通誰でもそう思うだろう。 「誰だと思う?」 男は言う。 ウチは喋らない。 奈々ちゃんが頭にクエスチョンを浮かべながらも指を指したのは、やっぱりベラベラ一人で喋ってた、最初に挨拶した男だった。 「ハハッ!残念~」 正解は隣のサングラスをかけた……、ちょっと怖い感じの人だった。 一瞬奈々ちゃん硬直。 だけどすぐに慣れて、その場で少し話をして別れた。 私は人見知りが激しい為、どうしたら良いかわからずに、ただバカみたいに笑っていた記憶がある(笑)  
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