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MEAは急いで私に跨り、エンジンをかけた。
急ぐと危ない
私は思ったが、MEAには伝わったのか、伝わらなかったのか、分からなかったが、さして急ぐ風でもなく走る。
程なくして、駐車場に私を止め、ディスクロックをかけた。
ここがMEAの仕事場なのか…?
MEAは近寄ってきた女性達と話している。
「MEAさんバイク変わってるじゃないですか🎵」
「大きくなってる~格好いいですね🎵」
MEAが賛辞を受けて嬉しそうに私のタンクを触りながら
「い~でしょ💕
周泰って名をつけたんだぁ🎵
やっと乗れてめっちゃ嬉しい🎵」
と言った。
MEAは私に微笑みかけ、
「仕事してくるわ。待っててな❤」
と声をかけ、皆に仕事のスケジュールを言われながら歩いて行った。
頑張れよ。
私は後ろから声をかけ、見送った。
空は相変わらず良い天気で、そばの木では蝉が鳴いていた。
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