初走り

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MEAはギアをローに入れ、クラッチを繋ぐ。 ぱすん そして………エンストした。 MEAと男性の笑い声 「やると思ったわ(笑)」 「マグナ君やXR君達とは違うね(笑)」 笑い事か‼ MEAはもう一度エンジンをかけ、今度はちゃんと走りだす。 ゆっくり。 ゆっくり。 どこに向かっているのか私にはわからない。 5分ほど走り、一件の家の前に止まる。 サイドスタンドを下ろし、エンジンを切る。 私を残し、家の中に駆け込みMEAが叫ぶ。 「母さん母さん🎵バイク迎えに行ってきたよ🎵」 しばらくしてMEAが女性と一緒に出てきた。 「大きいなぁ…あんたこんなん乗れるん?」 正直私も同意見。 「大丈夫だよ🎵バイクはコツとバランスで乗るもんだから🎵」 たしかにそうだが…💧 しばらく話をしたあと、ガソリン入れないと‼とMEAが言い、私はもう一度エンジンをかけられスタンドへ走った。 そこでもMEAは何か店員と話、私に燃料を入れ、また帰路につく。 サイドで立ち、ディスクロックをかけられる。 今日はこれで休めるようだ。 「周泰お疲れ様💕」 MEAはそう言い、家の中に入っていった。 外は暗くなってきている。 私は夕焼けを見、少しの高揚感を覚えた。 それが、夕焼けを見たからか、初めて相方と走ったからか、私には解らなかったが今までに無い気分で眠りについた。
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