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崩れる都…真実の答え
身体が動かない…
目だけを音のする方へ
「ばっ馬鹿な…」息を飲む
生まれた雛が屑讀の身体を貪り食べている…
「うわぁ~」逃げ出そうにも身体が思うように動かない…
水差しの水をグワッと飲み干し
出口の繭を引き契った
外に出ると…
あんなに明るかった
宮殿は静まり返り
あちらこちらで
女官の屍が転がっていた
すると部屋から溢れた雛達は
女官の屍を喰らい初めた
「うわぁぁぁ」
外に向かって急いだ
外もまた薄暗い
橋の脇にあの白虎が座っていた。
グルルッ咽を鳴らしニヤつきながら
「おやっ餌が逃げ出したか」
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