昼休み

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美鈴が、溜め息をつきながら話しだす。 「ホント鈍いよね。 綾ってさ……。 アイツの行動、見てれば分かるじゃん? ちょっかいも綾にしか、出さないでしょ?」 そう言い、美鈴は私を見た。 「…え、それはないよ」 私は、よく聞きもしないで、曖昧にそう受け流した。 なぜなら私の頭の中では、今日の朝見た【UFO】の詩が、ひたすらグルグルと回っていたからである。 (ああ、もうっ!) (ホント、嫌な気分)
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