イジメ

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『いたいっ』 幸運にもチクリとするだけですんだのだが、イジメはそれだけじゃなかった。 クラスみんなにシカトされ、『お゛めぇの席、ね゛ぇから!』と言われ、トイレに入れば水をかけられる。 ナナには何でこんなことをされなきゃいけないのか、理由がよくわからなかった。 『オォッホッホッホッ、理由なんてわかりやすくてよ』 サトコが言った。この変な敬語を聞けばサトコだとすぐにわかる。全ての黒幕はサトコだったのだ。 どうして…親友だって信じてたのに… びしょ濡れになった私をサトコは洗剤で洗おうとしていた。
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