リスカ

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私が街のケーキ屋さんでスイーツ(笑)をヤケ食いしているときだった。 『夏目さん…だよね?』 ぁ、うん、ナナの名字は夏目ってゆうんだ。最近名字で呼ばれたことなくってびっくりした。 声を掛けてきたのは同じ学校の前原君だった。 『夏目さん、学校さぼってなにスイーツ(笑)たべてるのさ。』 『あんただって…学校いきなさいよ』 前原君の表情が一瞬にして曇った。 『行きたくないんだ、僕、イジメられてるからさ。』
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