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病院へ着くと受付で北条サトシの部屋を教えてもらった。
駆けつけ、ドアを開けたその向こうには変わり果てたサトシの姿があった。
首筋からはウジ虫がわきはじめ、かきむしった痕が沢山あった。顔はとゆうと真っ青で、ミイラにも似た顔立ちをしていた。
『いったいどぅしたの?なんでこんな病気を隠してたの?』
『ナナ…悪い。ナナが襲われたあの日…、俺はL5を宣告されたんだ。レベル5、HZ症候群のなかでは最高レベルだ。』
なに…なにそれ?
私は体に力が入らなかった。
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