‡序章‡

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ゆらりと影のようなモノが揺れる― 堊叉戯『…-何だお前達――』 影はゆらりと大きく揺れた 堊叉戯『深い傷だなぁ―…死ぬのか?』 また影が大きく揺れる 堊叉戯『…命乞いをするとは・・・落ちぶれたものだな。』 怒りにも似たような蔑んだ声――― その声に影は更に大きく揺れる。 堊叉戯『―――退治屋?』 ぽうっと光が現れ、中に二人の少年の姿が映し出される―― 堊叉戯『―――なるほど…。退治屋かぁ―。』 ニヤリと口元に笑みを刻む 堊叉戯『退屈しのぎにはなるかな。ひとつ、遊んでやるか――……。』 いつの間にか影は消え、 堊叉戯の笑だけが空気を支配していた――
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