‡第一章‡

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村の外れを二人の少年が歩いている。 一人は活発そうな少年。 もう一人は穏やかな空気を持っている。 哲「久し振りの仕事が唯の子供のイタズラだったなんて……だぁ~!!退治屋なめやがってぇ!!!!」 仁「…哲、よかったじゃないか。本物のじゃなくて。」 哲「なんだよ仁!!お前悔しく無いの?!イタズラだぜ!?い・た・ず・らぁぁぁぁあ!!!!」 仁「五月蝿い。」 哲「?!……うぅ、なんだい…仁なんか…仁なんか……」 仁「…なんだ?」 哲「何でもないです…」 仁「そうか。」 哲「うぅ…バカッ!!!」 そう言うと勢いよく仁の足を蹴り。駆け出した。 仁「…?どうしたんだ…あいつ…」 キョトンと駆け出した哲を見送る仁。 仁「…不思議な奴だ。」 仁は歩調を変える事なく歩いて行く。 すると哲が振り向き大きな声を上げた―― 哲「仁!!!人が倒れてる!!!!!」
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