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村の外れを二人の少年が歩いている。
一人は活発そうな少年。
もう一人は穏やかな空気を持っている。
哲「久し振りの仕事が唯の子供のイタズラだったなんて……だぁ~!!退治屋なめやがってぇ!!!!」
仁「…哲、よかったじゃないか。本物のじゃなくて。」
哲「なんだよ仁!!お前悔しく無いの?!イタズラだぜ!?い・た・ず・らぁぁぁぁあ!!!!」
仁「五月蝿い。」
哲「?!……うぅ、なんだい…仁なんか…仁なんか……」
仁「…なんだ?」
哲「何でもないです…」
仁「そうか。」
哲「うぅ…バカッ!!!」
そう言うと勢いよく仁の足を蹴り。駆け出した。
仁「…?どうしたんだ…あいつ…」
キョトンと駆け出した哲を見送る仁。
仁「…不思議な奴だ。」
仁は歩調を変える事なく歩いて行く。
すると哲が振り向き大きな声を上げた――
哲「仁!!!人が倒れてる!!!!!」
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