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  僕の家から少し歩くと桜並木がある   桜が咲くと用事もないのにその道を歩く   普段は下を向いて歩く僕も、そこを通るときは上を向いている   ふと、視線を下げるとそこには小さな、でも、胸を熱くするガラス玉を一つ見つけた   僕がそれをもっと見つめていたかったが、なんだか恥ずかしくなって走って通りすぎて行ってしまった  
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