序章

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いつも通りの朝… いつも通り母が僕をおこしてくれる。 僕の目覚まし時計は僕を起こすのが役割ではなく今では目覚まし時計の音で母を呼び母が僕を起こしてくれる、いわば野球でいう中継ぎ投手だ。…とかいう変な例えはどうでもいいとして… そしていつも通り朝御飯は茶碗に盛った米と目玉焼き。 目玉焼きにはマヨネーズと醤油をかけてご飯のおかずにして食べる。 これがちょうどご飯一杯分のおかずになる。 そして歩いて中学まで行く途中に一番の親友と会い、一緒に遅刻ギリギリに学校につく。 そして普通に授業を受けて、普通に休み時間友達と騒いで、また授業が始まって、普通に弁当を食べて、掃除して、普通に部活をして、普通に帰る。 騒いで遊んで授業中しゃべって怒られて。一番普通で、でも一番楽しかった。 こんな普通の何の代わり映えもしない日がいつまで続くのかな、と思っていた。
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