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次の日…
いつもとは違う気分で学校に行った。
しかし、いつもの親友とは学校に行かなかった。
と言うより行けなかった。
いつもの場所に親友はいなかった。
学校についてからもとてつもない孤独感…
周りからも白い目で見られる…
通り過ぎる人たちにボソッと何か俺を横目で見て吐いていく。
苦痛で堪らなかった…。
つらかった…
今日もまた夜みんなで話し合いがあるようで母と学校へ向かう道
今日は認めて謝ってね…と母。
母も辛いのだろう…
返事はしなかった。したくなかった。
母までもやっぱり信じてくれてないんだと思うと僕は余計に辛くなった。
…学校についた。
やってないのにやったと言わせられる拷問。
今日は証拠があるみたいな話が出された。
ハサミだ。
なぜ僕のハサミがあの場にあってハサミが上から放り投げられたからって。
それはお前が犯人だからだろうと先生。
この証拠があれば…………なら勝てるな。と難しい言葉を並べてあたかも説得力があるように言った弁護士の父。
本当に怖くなったのだろう。
母は泣きながら土下座をして謝った…
お母さんが謝られても…と弁護士の父。
母の姿を見ていた僕も不本意ながら土下座して泣きながら謝った。
その土下座のおかげでこの件は終わり訴訟も何もなく大きな問題にならずにすんだ。
その帰り…
とりあえず僕はなぜかわからないが土下座をさせたことに母に謝った…
母は無言だった。
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