3人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
放課後の帰り親友が一人でいたのでちょうどいいと思い、自然な流れで一緒に帰ることになった。
親友は何も言っていないが無理矢理一緒に帰る雰囲気を作れた。
Yをケガさせたのは僕じゃないことを必死で訴えた。
あの状況は誰が見ても僕が犯人だと思うのは僕もわかっている。
けれど親友なら信じてくれると思って必死で訴えた。
けれど親友は信じてはくれなかった。
やっぱり僕のハサミでケガさせたことが大きいらしい。
親友はそこまで言い訳しているのが気に入らないらしい…
やっぱりある程度覚悟はしていたが誰一人として信じてくれなかった。
しかも親友にはショックなことをいろいろ言われた。
さっさと認めて謝れよとか治療費のこととか親友やと思ってたのに見損なったとかセコイとか死ねとか。
元々冗談で死ねとか言うやつではあるがこのタイミングで言われたら本気で死ねと言われてるみたいだ。
めちゃくちゃショックだった。
何か親友にまでそこまで思われてるなら普通の友達やクラスメートにはもっと酷いことを思われてたり裏でえげついことを言われてたりするのかなとか思ってしまった。
今まで白い目で見られてたりボソッと何か言われたりしてたのが今日親友と話したことですごい気になるようになってネガティブに考えるようになった。
人に自分を見られる度にそんなことを思うようになった。
死ねと思われてるかもしれないとか…
そんなこんなで自分を人を見せたくなくなった。
日がたつにつれて、部屋から出る量が少なくなり、学校もちょくちょくサボるようになった。
親に熱が出たとか頭痛いとか嘘ついたり、学校に行く途中にどこかで隠れたり…
ある隠れて学校をサボった日に家に学校から電話がかかってきて親にとうとうバレてしまった。
何回かそうやってサボったことも…
最初のコメントを投稿しよう!