14人が本棚に入れています
本棚に追加
私は小さいときに大分の一軒家に住んでいました。
その家にはお稲荷さんが飾ってありました。
その部屋の隣、すりガラスで挟まれた部屋に、私は寝ていました。
寝転がって左側にそのすりガラスの引き戸があります。
寝転がってしばらくすると、何故か左側が明るく光っています。
親が起きたのかと思い、お稲荷さんが奉ってあるすりガラスの引き戸の方を見ました。
するとそこには丸い球体の明かりが、ぼやぁっと浮かんでいました。
その丸い球体をじっと見ていると、形がかわっていくんです。
どんどん人の形に近づいていくんです…。
そしてその光のヒトガタは、音もなくこちらに走って来ました!!
ヒトガタが扉にぶつかる瞬間っ
それは弾けるように
跡形もなく消えてしまいました。
一体あの光は…
なんだったのでしょうか?
.
最初のコメントを投稿しよう!