幼い瞳には

4/4
前へ
/23ページ
次へ
ないはずなんですよ、そこに窓なんて。 でもその時は、ないはずの所に窓があったんですよ。 中の畳の床もそこから見えるんです。 透けているのではなく窓が創られていたんです。 そしてそんな事をした得体の知れない青い球体は、反対の壁へと消えていったんです。 その時、隣にいた父親に青い球の話をしたんですが、そんなもの無かったと言われました。 私だけに扉を作って見せる青い球…いったいなんでそんな事を? 一体あの眩い球の正体はなんだったのか。 何がしたかったのか。 未だにわかっていません。 .
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加