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『!?』
―視界が変わった。
何か暖かい物が僕を包んで持ち上げてゆく。
何だろう。
暗い中でも必死に目を凝らす。
よく見ると、そこにあるのは大きな人の腕だった――。
そしてその腕の主は優しい声でこう言った。
『こんばんは。
素敵なおちびさん。こんな所で一人なんて、僕と一緒だね。』
『そんな猫を抱き上げる
若い絵描きの腕
今晩はステキなオチビさん。
僕らよく似てる』
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