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その時、彼女の背後で人の気配がした。   「ようこそいらっしゃいませ、ルーン骨董美術店へ。」   静かだが響きのある、どこか懐かしい男性の声がした。   声のした方に目を向けると、店の奥に一人の男が立っていた。   「こんにちは、私はこの店の店主 廻 恭一 と申します。」  
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