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店主さん? ― これ不思議な鏡ね。   「はい、お客様。その鏡お気に召しましたでしょうか?それは18世紀のイタリア製で『望みの鏡』と申します。」   ― 「望みの鏡」?願いが叶うとでもいうの?   「はい、その鏡を覗く者の心の奥底にある願望が現れるのです。それが幸せにつながるかは鏡を使うお客様次第ですが…。」   ― でも、何も映らないわよ。それ本当なの?   「少しの間鏡をただ見つめていればよいのです。必ず貴女の欲しいものが映し出されます。」
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