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№1もそう遠くはないのだが、簡単に№1になれない理由があった。   彼女はここで働く条件として週3日を希望したからだ。そのため毎日くる他のホステスたちとは日数で負けてしまうのだ。   彼が出張で留守がちとはいえ、彼女は家庭を預かる身である。もちろん店の人間は誰一人としてその事実を知らないのだが。   店長が彼女を呼ぶ声がした。   「エイミちゃん、サカキさんがお見えだよ。 」
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