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「支度は出来たか?」と言う父の声で薫は住み慣れた土地を後にした。
親の都合で明石へと越して行く事になった薫、今までたくさんの友達と共に過ごした土地を離れるのは誰でも寂しいものだ…
薫は今までの事を思い出した。
小学校の頃、たくさんの友達と毎日のように遊んでいた事、喧嘩したり喜んだり
嬉しい時も悲しい時も共に分かち合ってきた友の事を
薫は少し不安だった。今までと違う環境、友達ができるのか
ちゃんとやって行けるのかとても不安だった。
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